タクシードライバーを中心に組織している自交総連(全国自動車交通労働組合総連合会)からの発言によると、タクシーの規制緩和が実施された2年間で1万台が増車され、大阪では30種類の料金体系ができて料金(値下げ)競争になっています。その結果2002年の調査で全国47都道府県のうち41県でタクシードライバーの年収は生活保護水準以下になっているとしています。地方によっては年収200万円前後と、最低賃金以下の賃金水準になっているところも生まれています。
海上輸送と陸上輸送の接点で業務を行う港運海貨取扱事業の職場でも、「グローバル化経済のもとでの国際競争は、東南アジア諸国の賃金水準に抑え込まれかねない」として、2004年春闘をたたかう決意が表明されました。
総会は、地方交運共闘との連携による主体的力量の強化、国民的な共同の輪をひろげ、交通運輸労働者の生活と権利の擁護、「安心・安全」な交通運輸政策の確立をめざして運動を展開するなど、運動方針を決定しました。 |
|