- 04全国青年学習交流会 -

見た! 聞いた! 暑い広島で熱く交流・学びあう







04全国青年学習交流会は8月4日から6日まで広島市で開催しました。今回は初めて原水爆禁止世界大会と連動して“ピースゼミin広島”と銘打って、地元検数労連中国支部を含む全国の青年組合員30名と全中央執行委員の35名が参加しました。

初日の4日午後から広島グリーンアリーナで開催された04年原水爆禁止世界大会の開会式に全員が参加、7,800人の参加者で埋まった参加者の多さに一同びっくり。北海道から広島まで国民平和大行進の通し行進に参加した青年たちの体験や各国・政府代表の話など、初めて聞くことや雰囲気に戸惑いながらもしっかりと聞き入っていました。




2日目は、午前中いっぱいを使って学習会を行いました。鈴木委員長を講師に憲法の話や港湾の平和運動、検数労働者のたたかいの歴史、検数事業のこれからについてなど多方面にわたる話に初めて聞く内容もあり、真剣に聞き入っていました。

午後からは、原爆ドームや原爆資料館などの見学を行いましたが、外国人の多さにもびっくりしていました。ほとんどの参加者が広島に来たのが初めてという中で、この見学を通して原爆の悲惨さや戦争の愚かさ、核兵器の恐ろしさを口々に語る姿もみられました。

終了後は、少し早めの夕食をとり、午後6時半から開催された世界大会の青年実行委員会が主催する「ピースジャム」に参加しました。この企画の中でイラクから帰国したフリージャーナリストでカメラマンの森住卓さんがイラクでアメリカが使用した劣化ウラン弾の影響で住民がガンになったり、奇形児がたくさん生まれていることや、放射能で汚染されたイラクの実態がスライドで生々しく報告されました。





6日の最終日は朝から強い日差しが照りつける中、平和記念公園に集合して、59回目を迎えた平和記念式典に参加し、黙祷を捧げました。式典開催前からものすごい参加者で溢れ、いつもはテレビ中継されているところしか見ていないので参加者の多さにおどろきました。

また、この式典では、主催者の広島市から参列者に冷たいおしぼりが配布され、朝からうだるような暑さの中、このおしぼりが一服の涼を与えてくれました。また、この式典には若者を中心にたくさんのボランティア人たちが裏方として奮闘していたことが印象的でした。終了後は、みんなに3日間を通して感じたことなどを感想文に書きとめました。

今回はじめて広島の地で取り組んだ全国青年学習交流会では、地元の検数労連中国支部の執行委員会と青年部のみなさんに、早くから会場や宿泊の手配、当日の案内など最後まで奮闘していただいたことに改めて感謝いたします。


参加者の感想文から
平和の意義、大切さが身近に感じた。世界中の人たちの平和に対する熱い思いとそれを支えているのが若い青年たちであることを知って大変衝撃をうけた。

世界大会の人の多さに驚いた。そして青年層の活動が幅広いと思った。ビラ配り、署名集めなどから始めたい。

なかなか経験できないことをさせてもらってとてもいい経験ができた。機会があったらまた参加したい。

全国の人たちと話すことができて良かった。視野が広がった。森住さんの「イラク最新レポート」の話がショックだった。恐怖を感じた。

アメリカが核兵器をなくさないのは絶対おかしい。心から平和を願った。