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行動する05港湾春闘へ







検数労連第56回中央委員会を開催
 
 2月1、2日全国港湾評議員会が開催されたのを受けて、2月3日検数労連中央委員会が都内・蒲田「三井ガーデンホテル」で開催されました。
会議では、@2004年越年闘争の経過について確認A2005年春闘の要求と闘争方針案B春闘闘争財政予算案等について、提案にもとづき審議され、可決しました。

 全検神戸支部労より1月30日、支部労臨時大会で検数労連を脱退する決定をしたとして通知がありました。労連脱退、組織分裂に対して、鈴木委員長はあいさつで「検数労連や全検企業内の労働組合の全国的な統一と団結を阻害し、結果的に全検協会の分断攻撃を助長する役割を果たした」と厳しく指摘しました。





鈴木信平中央執行委員長あいさつ(要旨)

1. 全国港湾評議員会は、東京に270人が参加し「行動する港湾春闘」を決意、確認した。当日、第一次中央行動として全員が参加して行政、ユーザーに申し入れをおこなった。

  
2. 全労連・国民春闘は「もう一つの日本は可能だ」をスローガンに、今までの延長戦上でない05春闘を決定している。「定率減税」の廃止と消費税の増税、介護保険・厚生年金の改悪、平和憲法と教育基本法の改悪など国民的な課題について、平和と民主主義、生活をまもるうえで、賃上げにおとらず重要な課題である。


3. 検数等検査事業の規制緩和は、個人の規制から企業への規制に変わることになる。今まで以上に『水際でのチェック機関』として、検査事業のありかたが問われることになる。全国職場で現場のはたらく者の声を反映させた「仕事と収入の確保」運動をとりくみ、労使業務懇談会を重視していく。


4. 全検神戸支部労のたたかいは、リストラに苦しむ労働者を励まし、地域共闘の前進に 積極的な役割を果たした。しかし、検数労連や全検企業内労働組合の全国的な団結と統一を阻害し、全検協会の分断攻撃を助長する役割を果たしたことは厳しく指摘せざるを得ない。検数労連は、組織分裂をのりこえて検数労連が歴史的に果たしてきた積極的な役割に確信をもち、職場・地域からの団結と全国的な統一闘争で検数経営の民主的改善、規制緩和や民営化にむけてともに歩むことを全国組合員に訴えたい。







1.中央委員会で決定されたこと、強調点。

(1) 2004年越年闘争の経過について、全体で確認されました。

(2) これまでの「地域3権による一時金」について、次回第37回定期大会で全国的に総括を行い、今後の方針を提起します。



2.05春闘要求と闘争方針について

(1)

ベースアップは、一律1万円要求を確認、要求全体についても確認しました。

(2) 賃金の「世代間未到達分」是正要求について、原資と具体的な配分設定は企業内賃金検討委員会で協議します。
今次春闘では、モデル本給を設定して複数年で是正を行います。それにはまず協会に世代間是正の必要性を認めさせなければなりません。

(3) 青年春闘を組織します。3月7日〜11日、各地域で協会支部長との懇談会を設定します。同10日には支部青年部独自のビラを作成、配布します。

(4) 企業対策については、つめた内部議論が必要です。また企業対策では組織を超えた共同対応を基本にすえてすすめます。

(5) 検数等検査事業の秩序維持の立場から、公正・公平な競争要件を確立していくために検数・検定4協会に申し入れを行います。その中で規制緩和対策も求めていきます。

3.全検神戸支部労の組織脱退について

(1) 全検神戸支部労は、1月30日の支部臨時大会で検数労連から脱退を決定したとして、中央委員会議長あてに通知してきました。

(2) 第56回中央委員会は、神戸支部労の取ってきた行動と経過を明らかにし、全日検協会にはたらくすべての労働者の統一と団結をよびかける決議(別紙)を採択しました。

4.上期決算報告、2005年春闘特別会計予算について

2004年度一般会計上期決算報告、2005年春闘特別会計予算が承認されました。




第56回中央委員会 〈付属決議〉 組合員への訴え