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第23回全労連定期大会




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  7月23日(水)〜25日(金)にかけて全労連第23回定期大会が開催されました。開会の挨拶で坂内議長は、新自由主義、市場経済万能論のもとで、地球上に格差と貧困が広がり、環境が破壊されてきた。資本主義はその200年の歴史をとおして、社会における公正な富の配分をいかに達成するのかという問題に答を出せませんでした。アメリカ式資本主義が広がれば広がるほど、格差と貧困が拡大する。そういう中で、資本主義に代わる新しいシステムが必要ではないかという声が世界に広がっています。
 
  
 

 運動をめぐっても、国民の要求と運動が政治を動かす状況が見られるようになりました。最低賃金や派遣労働をめぐっても、タクシーの規制緩和や医師・看護師不足の問題でも、被災者生活再建支援法や後期高齢者医療制度でも、要求と運動が国会を動かす新しいプロセスが始まっています。
 労働組合は、こうした情勢の変化を生かして労働者・国民の要求を一歩でも二歩でも前進させる「反貧困」の闘いを前進させる必要があります。
 格差と貧困をなくす闘いの前進にとっても、憲法を守り日本の平和を守りぬく闘いにとっても、強大な労働組合の建設、労働者の組織率の前進が不可欠です。結成20周年を、史上最高の峰で迎えるために、すべての単産、地方・地域組織が奮闘する決意を固めあおうではないか。


 
 全労連結成に託した私たちの夢とロマン。労働者が人間らしく生き、働ける社会をつくろうという夢。すべての国民に、健康で文化的な最低限度の生活を保障する 社会をつくろうという夢。二度と再び、戦争しない平和な日本を築こうという夢。日本労働運動の闘う統一を成しとげようという夢。その夢とロマンは、今も私たちの胸にあります。夢を希望に変え希望を目標に高め、目標にもとづいて計画をつくり、計画を行動に移して前進させようではありませんかとの挨拶から始まり、3日間で約80名の方々の質疑・討論を受けて大会議案は成立されました。最後は『団結ガンバロー』を行い大会を閉会しました