11.8国民大集会! IN 代々木公園

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 最初に主催者を代表して全労連の大黒作治議長があいさつし、続いて連帯のあいさつを反貧困ネットワーク代表の宇都宮健児弁護士が行ないました。宇都宮弁護士は、貧困の可視化によって政権交代が実現した今、新政権によって日本の貧困率が15.7%であることが公表され、国民生活の回復のために経済成長率とは別の指標が必要となっていることが明らかになったと述べました。そして、年末年始の緊急対策が急がれており、反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんが内閣府の参与となり、ハローワークをワンストップサービスの窓口にすることを提言していますが、昨年以上に危機的な状況にあることが指摘されました。
 
 政党あいさつでは、日本共産党の志位委員長があいさつされました。志位委員長は、同じく本日行なわれている普天間基地返還を求める沖縄県民集会との連帯、失業者をホームレスにしない政策、労働者派遣法の改正、後期高齢者医療制度の即時撤廃などを訴えました。

 
 続いて各団体の取り組みやアピールを行ないました。解雇や雇い止めに抵抗している労働組合、後期高齢者医療制度の廃止を訴える年金者組合、国保料の引き下げなどを訴える民主商工会議所、医師不足を訴える民医連、農産物の価格保障と食料自給率アップを訴える農民連、平和と母性保護を訴える新婦人、沖縄の基地負担軽減と新たな基地を作らせない取り組みを行なっている沖縄県労連、高額費や就職難の解決を訴える学生と青年の代表がそれぞれの取り組みやアピールを行いました。

 各団体の取り組みや活動報告の後は集会アピールを採択し、閉会のあいさつと団結ガンバローのコールを行ない最後は会場の参加者全員で『団結ガンバロー!』を行い集会は終了しました。なお、当日の参加者は主催者発表で3万5000人でした。
 集会の後は3コースに分かれてデモが行なわれ、検数労連は明治公園コースをデモ行進しました。シュプレヒコールをしつつ検数労連の旗を持ち、約一時間のコースを行進しました。