港の産別協定 検数とは
船舶に乗ったら そこはもう外国
コンテナに積み込んだら
それはもう外国貨物
輸出貨物を国内から国外に積み出す時
最終的に確認するのが検数
輸入貨物が国内に入る前に
最初に確認するのが検数
国際貿易の公正な取引と
社会悪の監視に
寄与しているのが検数人
国際間の信用取引と検数事業
国際間の商取引すなわち『国際貿易』は、売り手と買い手が直接面談し、その場で商品を確認して代金を支払う国内の商取引と異なり、商品(貨物)の発送から受け取りまでには相当の距離と時間を要し、商品の運送責任も「陸上⇒海上⇒陸上」と移転していきます。その間には、商品が間違って発送されたり、紛失や損傷をすることがあります。
代金は支払った 商品は大丈夫か?
国際貿易は、相当のリスクを負った『信用取引』の性格をもっていることから、代金の決済と商品の受け渡しが正確に行われることが重要になります。
商品の代金は、船舶またはコンテナへの積み込み確認をもって発行される船荷証券(B/L)と引き換えに行われます.代金は支払済みなのに、商品が買い手に届いたら個数が少なかったり、破損して使用不能の場合もあり、誰が責任を負うかが大きな問題となります。
検数は『商品取引』の第3者証明機関
商品の「受け渡し」が正確に行われたかどうかは、商品が国内外に移転する際、船舶・コンテナへの積み卸し時に確認することが決定的に重要です。この確認行為を第3者の立場で売り手と買い手に代わって正確に行う検査証明機関が『検数事業』です。